2016年08月09日

my line of singing voices

SPIRAL MOVE〜TELEGENIC2SPIRAL MOVE〜TELEGENIC2
Spiral Life

曲名リスト
1. テレビジョンのテーマ
2. ピープル
3. 空に鳥がいなくなった日
4. ロコモーティヴ
5. フォトグラフ
6. 光の彼方に
7. ハローマイフレンド
8. ブルーラバーボール
9. ミス・オア・フィジックス
10. コーヒーカップで泳ぐ少年
11. あの娘と地球
12. ホエアー・ユー・フロム?ホエアー・ユー・ゴーイング?

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

あ〜っ!
思い出した・・・!

これまでの私の音楽リスナー歴で、歌声が好いなと思ったアーティスト・・・
それは・・・車谷浩司さん。
厳密にいえば、Spiral Lifeで歌う車谷さんでした。

最初にSpiral Lifeを聴いたときに抱いた印象が
「石田小吉さんというコンポーザーが、車谷さんの声を楽器として用いて奏でている」
というものでした。
勿論それは正確ではなくて、作詞作曲のクレジットは全部同じ名義になっていて
2人とも作詞作曲を手掛けていたみたいだし
単に車谷さんの声が美しいというだけではなく
2人のコーラスワークのハーモニーが美しかったんだと今になって思います。

でも、とにかくこの「(Don't Tell Me Now!) PLEASE PLEASE Mr. SKY」を初めて聴いた時の
衝撃というか・・・ただひたすらに美しい曲だなぁと。
サウンドも、メロディーも、そして歌声も・・・(その上MVも・・・!)
今思えば、歌声の好(よ)さとして認識したのは、
このSpiral Lifeの車谷さんの歌声が初めてだったのかもしれません。

私の中のクリスマスソングNo.1は、未だに彼らの「Dream All Day」だし
正直「MAYBE TRUE」がじわじわとブレイクしていた頃は
そんなにぴんと来ていなかったのですが(苦笑)
好(よ)さに気づいたのは事実上解散の活動休止を発表したのとほぼ同時期で・・・
その後お2人とも別々に活躍されていますが
あの美しいハーモニーとサウンドは、このユニットだけの特別なものだったなぁと、
2人の全く異なる音楽性が奇跡的に重なり合った短い期間だったんだなと、
瞬く間に光り輝いて散った火花のような儚さを感じてしまいます。

・・・そんな訳で、the cabs(稀にKEYTALK)の義勝さんの歌声が初めてじゃなかったかも・・・(笑)
そりゃ音楽リスナーを20年以上も続けていて、
今まで琴線に触れたボーカリストが全くいなかった方がおかしいですよね・・・。
いやいや、リード曲2曲だけDL購入して聴いているうちに歌声の好(よ)さに気づいて
これは2曲だけじゃ物足りない、ずっと聴いていたい・・・とフルでDL購入したアーティストは、
後にも先にも・・・
・・・でもあの当時は音楽の聴き方そのものが、今と全然違ったからなぁ、
金銭感覚(CD or DL購入に踏み切る感覚)も今と違うし・・・。

一概に比較できませんが、でも義勝さんの歌声は心をぐっと惹きつけるところがあるのは確かで。
あの頃はそこまではっきり認識(分析?)していなかったなぁ・・・。
それに、車谷さんの普段の話す声自体にはそんなに惹かれていなくて(笑)。
特徴があって好い声だとは思いますが、そこまで心が動いたことはなくて(笑)。
でも、自分はこんな歌声を好いと思うんだ、っていう系統が、何だか今解った気がします(笑)。


実は、もう1人、私の心に残っている歌声の持ち主がいて・・・
女性ボーカルなので、同列には語れないかなと思っていたのですが・・・
自分にとっては同性なので、異性である男性の声をどう感じるかとはまた別次元かなと思って
(声というものが、性的魅力を想起させる感覚に繋がっていることを考えると、性別は重要かと)。

女性ボーカルは、CHARAさんやYUKIさん、元Hysteric BlueのTAMAさん
(あ〜CASCADEのTAMAさんも男性ですが特徴的ですね)のような特徴的な声だったり
天使の歌声と呼ばれたYUIさんだったり、可愛らしい大塚愛さんの歌声さんだったり・・・
思い出すと結構きりがないのですが
・・・私が芸術性を感じていたのは、中谷美紀さんの歌声で。

今は大女優として大成されていて、清冽な歌声で魅了したボーカリストだった印象は薄いですが
私もベストアルバムですがかなり聴き込み、カラオケでも十八番だったり(苦笑)。
ただ彼女の歌声が天上のものかのように素晴らしかったのもさることながら
(主に)作曲・編曲が坂本龍一さん、作詞が松本隆さん、売野雅勇さんなどという最強の布陣で
声だけ切り離してというより総合的に完璧な芸術作品だったのではという気がするので・・・
(それはSpiral Lifeにしても同じだと思いますが)。

それで言い出そうかどうか迷っていたのですが
今回書くことにしたのは、國光さんのブログに中谷美紀さんを聴いているという記述を見つけて。
それで合点がいったというか、
自分の中の音楽(聴取)歴と、國光さんのそれとが重なっていたことを知って
・・・あぁ、だから國光さんはあんなタイプのボーカルを志向して(&あんな詞の世界観で)、
そして私はそれに惹かれ、共鳴したんだなぁ、と。

the cabsでも女性ボーカルを入れようとしていた時期があって
österreichとして作品を出すときも、男性ボーカルか女性ボーカルかこだわりはなかったと
話していて、理想の声を求めて探し回った結果というよりは
たまたま自分のために協力して歌ってくれた近くにいた人が、
自分のイメージを具現化してくれる素晴らしい歌声の持ち主だったという方が
事実のようですが・・・確かに恵まれていたというか、ラッキーですよね。
そう、義勝さんも、österreichのゲストボーカル鎌野さん(from ハイスイノナサ)も・・・
男女の違いはあるけれど、系統としては、何となく・・・近いところにあるような・・・。
そしてそのルーツには、私が聴き込んでいた、中谷美紀さんの歌声もあったんだなぁ・・・!

國光さんとしては、最初に歌ってみたけれど、自分が歌うのはどうもしっくり来ない、
誰かいいボーカルいないかな・・・と
・・・おっ、目の前に義勝がいるじゃないか、と(笑)。
(武正さんも、理想としていた歌声に出会ったのが大学で友達になった巨匠だったし・笑)
すごい安直というか(笑)・・・偶然というより運命と呼んだ方が良いのかもしれないですが。

勿論、小学生の頃から人前で歌う経験を積んで既にボーカリストとして実力があった巨匠とは違い
義勝さんの、私たちが心打たれるあの歌声が完成するまでには長い時間がかかり、紆余曲折あり
もう歌いたくないって言い出したり、女性ボーカルに代わってもらったりした時期もあり
それが「一番はじめの出来事」の前ぐらいから義勝さんの意識が変わったと國光さんが言っていて
・・・時期的にインディーズデビューしたのはKEYTALKの方が先で
それまで自主制作盤で、レコーディング(ボーカル録り)してCDを作っていたことはあっても
プロデューサーの田上さんやレコーディングエンジニアさんというプロが入って
(巨匠のポリープ発症で急遽リードボーカルになり)歌を録るのは恐らくKEYTALKの方が先で
その経験がthe cabsで歌う際にもうまくフィードバックされていたのかもしれず
そして・・・何だろうなぁ、the cabsの創り出すトラックと、それに自分がつけたメロディーとが
うまく自分の声質を活かすものになっていたのと、國光さんや残響さんのスタッフさんの
ディレクションも、音作りやミックス、マスタリングも良かったのか・・・
いろんな条件が重なって、そのミニアルバムのリード曲「二月の兵隊」で私たちの心を揺さぶる
歌声が誕生し(笑)(その前にコンピに参加した「カッコーの巣の上で」の方が先なのかな)。


他のバンドでもなくもないことではありますが
the cabsも、KEYTALKも、「シンガーソングライター」ではな(いことが多)くて・・・
そういうタイプのボーカルの方がバンドという形態では比較的多いんじゃないかと思いますが
the cabsでよく質問として、作詞者じゃない人が歌うことについて訊かれていますが
それはKEYTALKでも、他のメンバーが書いた歌詞を2人で分担して歌っていることも多くて
ボーカル2人も作詞作曲し、自分の作った曲を自分1人だけで歌うこともあるけれど
それに固執しているケースの方が少ないんじゃないかなぁと。
なので自分の思いを主張するために曲を書いて歌うという主観的なものというよりも
どこかプロデューサー目線というか、客観的な視点から、2人が分担して歌うことを考えて
曲が作られているところがKEYTALKの特徴かもしれないですね。

KEYTALKの場合はそれがいろんなパターンがあって
最近は各メンバーが1人で完成形まで作り上げたものをバンドとしてアレンジして、という
1人ひとりで完結して、いわばトータルプロデュースするという形も多いようですが
the cabsは國光さんが最初に曲の原型を持ち込み、詞を書くという大きな役割を担っていて
・・・歌詞はあまり意味を考えずにぱぱっとつけているとは言いながらも
そこには國光さんの個性や価値観、信条、詞として昇華されたネガティブな感情が反映され
・・・あまり感情を入れずに歌うと言いながらも、それを義勝さんが背負っているところはあり。


私がにもこの2人をまるで双子のようだと呼んだのは
実はゴールデンボンバーで、キリショーくんと喜矢武さんの2人のことを
ファンの間で親しみを込めて「双子」と呼んでいることがあるのになぞらえていたのですが
それは2人の背格好がどこか似通っているところから来ているんだと思うのですが
同じ学年で高校時代からの友人ではあったものの、勿論性格とかは全然違っていて。

でも、國光さんと義勝さんという、小学校の頃からの付き合いの2人は
当然ですが外見というよりも、内面が似ているところがあるのではと私が勝手に思っていて。
それはこの前までみていた占いの結果でもあり、
それに付随したエピソードをと思って私が拾ってきた発言が、2人ともあまりに似ていて。
「年を取りたくない」「こじらせ」「自分の曲をどうやって作ったのかよくわからない」など・・・
無論それは表層的なものであって、互いの考えてることはわからないというのも事実だろうし
2人別々のアウトプットとして出てきた曲は全く違う世界観を持っていますが。
それでも、単に生まれ育った場所が近かったとか、互いに本が好きだったとか以上に
2人はうまが合って、それで一緒にバンドを組むほどに仲良く遊んでいたんじゃないのかなと。

そこに高校時代から更に一太さんが加わって、the cabsが結成されるわけですが
前にも書いたように、この3人は他のバンドではあまり見られないほど似ているところがあって
その一体感というかグルーブは他のバンドの比ではなかったんじゃないかと。

それがバンドがうまくいっている間は良かったのですが・・・
どういうことかというと、これは私の目から見たところではあるのですが
あまりにバンドとしての意気投合、一体感がうまく出来過ぎてしまい
國光さんは知らず知らずのうちに同一視が進んでしまったところもあるのかもしれないと・・・

(※「同一視」:区別のある自分と他人を混同すること。デジタル大辞泉より)

ブログに書かれた文章、時には創作か事実か一瞬迷うようなストーリー?短編小説?も
自分は「救いようのないクズ」だと(歌詞にもなっていますが)繰り返しながらも
非常にナイーブというか、繊細なものが多くて、感受性豊かな人だなぁ、と・・・
・・・それが、他人に強く共感したり、入れ込んだり、自分と他人の境界が曖昧になり、
自分の生み出した音楽を一緒に完成させてくれる2人との意識の境がわかりにくくなることにも
繋がるのでは・・・?

特に義勝さんとは付き合いが長く、あまり説明しなくても解ってくれてしまうことも
多かったのではないかと想像され、更に自分の言葉の代弁者としての役割も担うことになり・・・
3人で「ひとつ」とか、2人でセットとか、2人との境界線がいつの間にかぼやけていて
・・・その結果どうなったかというと、・・・解散後の常人以上の喪失感というか・・・。

國光さんは事ある毎に、人に恵まれた、そして今も恵まれている、と言っていますが
端的に言ってthe cabsがあまりにも恵まれた環境にあったんですね。
普通だったらまず必要になる説明や説得や衝突というものも恐らく少なかったであろう、
それは3人が元々似ていたから、意見の差を埋める作業をあまり必要としなくて。
そして2人とも、実力のあるリズム隊。技術にケチをつける必要もなく。
義勝さんは度々自分の中で葛藤しながらも、次第に理想のボーカリストに成長していくし。

その「同一視」現象と、解散の発端になった失踪、そして自殺願望というか死への誘惑は
また別物だと思いますが、病名としてはよくわからないけれど情緒不安定だったようで
・・・自分の「病気」で解散に追い込んでしまった上に、
実際に2人が自分の許(もと)を去っていった後に1人残された喪失感と孤独感は
更に想像を絶するものではなかったか、と・・・翼や手足をもがれたかのように・・・
当時から現在にかけての國光さんのブログを今になって読んで、胸を痛めています。


「病気」というのは確かにパーソナルな問題であって、國光さん1人の問題だと、
他の2人は何も悪くないのにthe cabsを解散させて、全部國光さんが悪いんだと、
(でも曲の原型を持ってくるのが國光さんなのに、國光さん脱退してthe cabs存続とかあり得ず)
そう責めたくなるファンがいるのも事実なのかもしれません。
でも・・・「病気」になったのは國光さんの責任なのだろうか・・・?
早く医者にかかって治していればこんなことにならなかったのにと言うかもしれない、
でも・・・特に精神的な要因が絡む病気ほどそんなに容易く現代の西洋医学で完治するものでない
ことは、この私自身が身を以て経験していて(結局私は通院をやめてしまいました、勝手に)。

その人にはその病気になった理由があって、その病気を治していく過程にこそ、
自分の潜在的な才能を開かせるヒントがあるのだ、と説く人もいますが
・・・自分と向き合っていても、なかなか一昼夜で劇的に治るものでもないし
そう説く人自身は今は講演やセミナーなどで各地を飛び回ったり、執筆活動に勤(いそ)しみ
新規のカウンセリングは受け付けていないし・・・私もあれこれ手は尽くしたけど・・・
今は手詰まり・・・。

それでも気の持ちようかもと言ってしまえる私の症状は
國光さんの過酷なそれに比べれば、かすり傷程度のものだろうし
私が抱える絶望感は、一生終わることはなく、また別の意味で救いようがないけれど
しかし生まれ持った宿命でもあることを考えると、
國光さんのように自分の過失によるものではないので自分を責め続ける必要もなく・・・
また別の罪悪感も抱えているけれど、それも影響の範囲を考えれば國光さんには及ばず・・・。
共感できそうでいて、でも結局私の経験なんて所詮可愛いもので
國光さんには何の救いにもならなさそうだという残念な結論しか導き出せず・・・。

今日は自分の好きな歌声の系統という話をするつもりが
最後は脱線してしまいました。

でも何か、國光さんと義勝さんの間には、「2人で1組」とか、ある意味「番(つがい)」みたいな
連帯感のようなものを・・・國光さんの側からは感じるのですが・・・
高校時代から複数バンドを掛け持ちし、単独の作詞作曲でもヒットを連発する義勝さんの側からは
1人でも全然やっていけるという「器用」さとか、立ち回りの上手さの方が強いなぁと・・・
(ただ傍からはそう見えるかもしれないけど「損はしない程度に引きずる性格で」と歌詞に綴り・・・)
それが切ない2人の現在地の差でもあるのですが・・・。

でもほぼ毎日KEYTALKかthe cabsどちらかの予定がぎちぎちに入っていた2013年の初め頃にも
國光さんの問題で解散に至るまではthe cabsにも全力を尽くし、解散発表のコメントにおいても
國光さんを庇い続けた義勝さんにとって、きっと大切な場所であり大切な仲間だったんだろうなと。


・・・というか、もう今日で最後、と言いながら、
その時は本当に最後だと思って書いていたのですが
・・・何だかんだと毎日更新続いてますね・・・(笑)。
もう、もう今日こそ最後だと思います、明日は途切れると思います(笑)。


curecure
中谷美紀

曲名リスト
1. いばらの冠(Album Version)
2. 天国より野蛮
3. 砂の果実
4. 水族館の夜
5. 鳥篭の宇宙
6. スーパースター
7. キノフロニカ
8. corpo e alma

1. アロマスケープ
2. アロマスケープ(ノー・ピアノ・ミックス)

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
君を土足で辱める 悪夢から君を救いたい
また「誰からも気づかれずそっと輝く 悲しげな宝石さ 君は 泥の中の」とも・・・
・・・國光さんに送ります(笑)。こんな美人さんにこんなこと言われた日にはさぞかし・・・(笑)。
 
この、美しくて、毒々しく、残酷で、グロテスク、妖しげな、異国情緒感、現世感乏しい、天上の音・・・
言われてみれば(the cabsや)österreichの「無能」にもそれに通じる世界観がありますね・・・。
posted by MG at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | mon premier amour | #
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバック